ブログ目次

2000年付の記事は過去の短歌連作 1999年付の記事は過去の評論 2004年~2017年の記事は旧「はてなダイアリー」から移行したものです

2025/9/23午後 中島裕介『memorabilia/drift』『polylyricism』読書会@都内某所のご案内

拙第3歌集『memorabilia/drift』と第4歌集『polylyricism』について2022年11月の刊行後3年近くの間、一部の方から「読書会はやらないの?」とお声をかけていただく機会が幾度かありました。刊行当時は新型コロナをめぐる状況もなかなか落ち着かず、また個人…

短歌とか言語の営みにかかわる者にとっての、公正さについての雑感

ある程度の時間が経ったのでちょっと振り返っておきたい。わたしがどうして、ある歌人やその周辺にいる/いた一部の方々の不公正な言動を、わざわざ「不公正だ」と言ってきたのか。 自分のブログ内で検索してみても、ここ6年ほど公正/不公正についてしばしば…

当方(中島)に対する名誉棄損について、勝利的和解の成立のお知らせ

みなさま、お疲れ様です。 インターネットの某所において、当方(中島裕介)やその家族に対する悪質な誹謗中傷が複数なされました。その誹謗中傷の実施者について当方から訴訟を提起しておりましたところ、昨日3/24に当方の勝利的和解が成立しましたのでお知…

評論賞受賞後第一作の構想「短歌評論はなにを期待された文章か」(仮)と、その他

ぽっぷこーんじぇるさんによる、現代短歌評論賞の過去10年の受賞作についてのnoteを拝見しました。 note.com こういう形で拙論にも言及していただけるのはとてもありがたいです。ありがとうございます。この記事にかこつけて、そして、現代短歌評論賞が短歌…

2025/2/16午後:第2回(rev)小竹向原歌会のお誘い

今週日曜日の開催予定です!今からでも間に合いますので、もしよろしければご参加ください!forms.gle

拾遺:「HAJÓS」のための日記(わたしはどんな船に乗ってしまっているのか)

本記事は、濱松哲朗さんが企画された、短歌と趣味に関する同人誌「HAJÓS」(2024年12月1日の文学フリマ39で初頒布)に掲載していただいた私の日記「「HAJÓS」のための日記(わたしはどんな船に乗ってしまっているのか)(抄)」の、同人誌に掲載されなかった…

自分語り:当時に第一歌集を送ったお三方

(2024年4月頃の書き散らしです。お口直しにどうぞ)この1年半ほど様々な事情でバタバタしていて、博士課程学生としての勉強というか研究というか、そういうものが全然進んでいない。改めて着手しなければ、と危機感が高まるなかで、自分のやる気を刺激して…

加藤治郎さん、あなたは文章が読めない(22)「Stargazerに(2)謝罪、中島裕介さんに」について

はじめに みなさまへ。今回もあまり楽しくない(かつ、約1.3万字と長い)記事を記すこととなり申し訳ありません。私としても心苦しいです。加藤治郎さんが以下の記事を公開しておられましたので、こちらも公開の形で回答します。note.comBさんが間に入ってく…

【U22+学生限定】「中島の歌集もらった。しかたないから紹介してやる」キャンペーン

第3歌集『memorabilia/drift』(書肆侃侃房)と第4歌集『polylyricism』(短歌研究社)の発売から1年半ほどが経過しました。両歌集は私の手元にも在庫がまだありますので標記キャンペーンを開催いたします! なお、本キャンペーンは発行元・発売元には一切関…

亡くなった同僚のこと

(自分の気持ちの整理として記します)昨年、ある同僚が亡くなった。亡くなった友人や先輩、同僚は少なくないのだけれど、どうもこの同僚の死はほかの人に比べて一層濃い陰を私に落としている。たとえば、岡井さんの死も私のなかで決して小さくはない。亡く…

未来短歌会を退会します

加藤治郎氏に誘われて2003年6月に入会した未来短歌会を、次の会費切れとなる2024年5月末をもって退会することにしました。当の加藤治郎氏による、様々なセクシャル/パワー/モラル・ハラスメントに対し、ハラスメント被害者の回復と今後の防止に向けた自浄作…

第3回AI歌壇選評(中島裕介)

はじめに 大変遅くなってしまい申し訳ございません。旧Twitterで深水英一郎さんにより公募されていた第3回AI歌壇について、ようやく選評を記します。第3回 #AI歌壇 人間選者として中島裕介さん( @yukashima )にご参加いただきました第3回AI歌壇の締切は10月8…

第3歌集『memorabilia/drift』と第4歌集『polylyricism』の同時刊行のお知らせ

(ブログの上位記事として表示されるように、便宜的に2023年の記事としています。いつか2022年11月20日付けに戻します。) 全然更新できてなくてすいません。家のことと仕事と大学院と、そして短歌のことで手一杯でした。 そんなこんなで、2022年11月20日(…

加藤治郎さん、あなたは文章が読めない(21)「Stargazerに(1)「短歌研究」授賞式の夜」に応える

note.com加藤治郎氏(以下敬称略)による上述のnoteが、従前とは別のnoteアカウントにより記されていることを承知したのは11月9日夜であった。いずれにせよ、従前と変わらず、問題の把握と認識に乏しく、Aさんや私、短歌界隈への謝罪を欠いた文章であったこ…

加藤治郎さん、あなたは文章が読めない(20)ある種の応答らしきものと、その経緯

加藤治郎氏(以下敬称略)が当方に対して〈新しいnote〉で記事を書いておられるのを確認した。従前のnoteにアクセスできなくなったのか、心機一転したくなったのかは存じ上げないが、スクリーンショット的に、これまで加藤が当方に言及する形でnoteで書いて…

【ひとつの決着】加藤治郎さん、あなたは文章が読めない(19)Aさんのこと

(2023/12/12 22時に記事を復元しました)みなさま、お疲れ様です。ここから次の見出しまでは2019年11月27日付本ブログ記事で#MeTooを発したAさんと中島によるご報告となります。中島がAさんからの要望をもとに記事草案を書き起こし、Aさんによる確認後にこ…

短歌研究社四賞授賞式の、書きたいほうの話と書きたくなかったほうの話

書きたいほう 昨日9月22日、朝から息子が通う保育園の親子遠足に行っていました。遠足から帰宅したら、息子とシャワーをさっと浴びて、着替えて……とは順調に行きませんでした。前日までは息子も授賞式を楽しみにしてくれていたのですが、遠足で疲れたのか「…

【その後】加藤治郎さん、あなたは文章が読めない(18)その後

ご無沙汰しております。2019年11月26日~12月27日までの間に標記シリーズを掲載いたしました。シリーズとしては一旦終了したのですが、その後の出来事を簡単に報告・情報共有をいたします(以下、敬称略)。yukashima.hatenablog.com yukashima.hatenablog.c…

第41回現代短歌評論賞「〈前衛〉と実作 ――生成AI時代に、人が短歌をつくること」

追記2024年4月4日に全文公開しました。https://yukashima.hatenablog.com/entry/1999/01/18/000000昨日午後に短歌研究社の旧Twitterやウェブサイトにおいて、第41回現代短歌評論賞の結果が発表されました。おかげさまで、拙稿「〈前衛〉と実作 ――生成AI時…

文学フリマの出店時に電子決済(SQUARE)を導入しようとして失敗した

歌集2冊を刊行する機会ということもあって、2022年11月20日の文学フリマ東京35に出店することにしていた。――というより、実際のところは「歌集の刊行準備をのんびり進めていたものの、いつまで経っても私が諸々の作業(特に校正が苦手)を後回しにしてしまう…

2018年頃から総合誌等での短歌連作の掲載情報を書いていなかった……?!

過去4年くらいの総合誌・同人誌・別人誌で、以下のような連作を掲載していただきました マンションの前、20mほどの:「ふは」 安全だが安心でない:「扉のない鍵」第2号 歯車と大根:「京大短歌」第26号 準急:「フワクタンカ78」 天井を向く:「短歌往来」…

「IQが多少高い」のは「IQが多少高い」という以外の意味を(たぶん)もたない

いまの私は心理学を学ぶ博士課程の学生でもある。心理学を学びはじめてもうすぐ1年が経過しようとしている。「マンガでわかる統計学」*1やいろんな統計学の入門書を読んではみるが、自分の研究にどう活かせるのか/活かさないといけないのかがピンと来ていな…

第一歌集に至るまでの極私的回顧(1995~2008) 

前の記事(回顧、に至らない - Starving Stargazer!)で一旦は断念した回顧ですが、短歌をはじめた1995年から第一歌集を刊行した2008年までの極私的回顧を綴らせてください。

回顧、に至らない

仕事も勉強も短歌もやらないといけないのだけれど、ある記事を拝読して居ても立っても居られない気分になったので。http://www.yuhikaku.co.jp/shosai_mado/2203/index.html?detailFlg=0&pNo=24以前、Twitterのスペース(音声会話機能)で「中島は2000年以降…

[試験に出ない短歌の数字]2012年→2022年の短歌結社の会員数

(2022/02/24朝、標題を修正しました)(標題は光森さんによるtankafulの記事のオマージュです) tankaful.net先日、あるきっかけがあり、令和4年(2022年)版の角川「短歌年鑑」をもとに、100名以上の会員を擁する短歌結社をリストアップしました。その結果…

東京大学附属学校での講演について&YMO作歌フレームワークについて

前回更新からだいぶ間が空いてしまいました。1月29日に東京大学教育学部附属中等教育学校(東附)の主催にて「短歌が照らす小さな世界、輝く世界」というタイトルで講演を実施させていただきました。1月29日(土)、歌人の中島裕介さんによる講演会「短歌が照…

4月から

4月から東京大学大学院教育学研究科博士課程にて、教育心理学を学ぶことになりました。昨日は43歳の誕生日でした。先ほど合格発表があり、4月から東京大学教育学研究科の博士課程に通います。働きながら、短歌と創造性について、教育心理学分野から研究して…

岡井隆の序数歌集の数え方について

角川「短歌」2020年10月号に掲載していただいた、「岡井隆略年譜」について。短歌 2020年10月号発売日: 2020/09/25メディア: 雑誌 発端 中島からの回答 補足 その後(2021年1月23日追記) [余談]我田引水すると 発端 「現代短歌」83号(3月号)の特集「追悼 …

マンガの棺に花を

先日引っ越したのですが、これを機にマンガ単行本のほとんどを手放すことにしました。7千冊くらいはあると思いますーー何度かマンガ蔵書データベースが壊れているのではっきりしないのです。 12〜13年くらい前から、買った単行本をデータベースに登録した上…