tanka
こちらは間違いなく行きます。明後日。 【日時】3月27日(日)13:30〜17:00 (開場 13:00) 【会場】 東京芸術劇場大会議室 【プログラム】 ◇第一部・『渡辺のわたし』を語る会 鼎談: 岡井隆 小池光 穂村弘 ◇第二部・出版記念パーティー 17:30〜 パーテ…
行きます。 この度、私たちの友人である菊池裕か第1歌集『アンダーグラウンド』を刊行いたしました。渾沌とした現代をシャープかつヴィヴィッドに切り取った歌集の登場です。「現代短歌のエッジ」へと到るこの一冊について、大勢の方々から忌憚のない意見を…
「未来」2月号に掲載された、今年最初の連作 「Lunchtime Solipsism, Lunatic Solace」と、 一昨年の静岡県歌人協会会報に掲載された 「ジョン・マイケル・トーマス・ウィリアムズさんに聞く」とを 短歌のコーナーに掲載致しました。
第一歩目にて力尽きる…。 もとめられない空白がぼくを呼ぶ 失われたビルヂングの所為だらう
本当にありがとうございます。 なかなか更新もしない(9月はこれが最初?)のに、 一定したアクセスを頂いております。 しかも最近は英語圏からのアクセスも増え、英語で短歌を作る者として嬉しい限りです。 さて、その「英語の短歌」ですが、明日、遂にマラ…
朗読します。今までの朗読とは違った、所謂「朗読」をやります。 何を読むのか、そもそも自分の作品がまだ出来てませんが。 石川美南『砂の降る教室』批評会〜走り出す若手歌人たち 【日時】 2004年9月4日(土) 午後1時〜5時〈開場12時半〉 【会場…
久しぶりに軽く書く歌を。 Dr.ノートンが「ユートピアへのメッセージ」を発見しました。削除しました。
あと、短歌を発表するはずのHPに歌が全然ないので。(苦笑) なので、今しがた未来の歌稿として発送した歌を。 太陽に閉門蟄居を命じては静かに足組む少女は一人 他人恋ふる者、他人恋ふる者恋ふる者在り。愚か、より愚かな一人。
朗読イベントに出ます。 皆様、お誘い合わせの上、ご来場下さいませ。 日時:6月5日(土)18:00開場 18:30開演 場所:outlounge(JR大塚駅南口) 出演:中ザワヒデキ、田中槐、松井茂、天道なお、羽澄祐、中島裕介 入場料:1000円(飲み物代は別)
最近書いてませんが、やっぱり漫画や歌集は読んでますよ、一応。 先日も書きましたが『潮だまり』は面白いです。 私が短歌をやる理由を再検証しなければならないほど。 批評会が今度行われる『ガウディの月』も興味深く読みました。会が楽しみ。
と思う部分もありました。 珂瀾さん、旧・掲示板にご連絡、どうもありがとうございました。 このHPは改装中(現在進行形)です。 もっと面白くしたいんだけれどねぇ。如何せん時間が。 珂瀾さんはこれを読んでどう思われたのか、是非伺いたいと思います。 で、…
ヒトは「私の身体」を基盤にしてしか我々の生活する世界を知覚できないし、世界に意味を付与することも、想像することも創造することもできない。これを広義の私性と呼ぶとしよう。これに対して、生活的事実(fact)の断片(fraction)だけで満足(satisfact…
山積みの新聞は雪崩てしまったが目を閉じたまま身体を洗う 党派主義の昆虫たちが叙述性満載のニュースを蔓延させる Sectarian insects are infected with the factionality factoid ふにくりふにくらふにくりフラクタル皮肉はいつも無視されてゆく 受け取り…
私の視力は右0.2、左2.0。 普段は左目ばかりでモノを見ている。 Left Eye(残された目)でだけ見てる朝焼けはトロイの木馬として染みて来る すれ違いざまに呪いをかけられて立喰蕎麦の葱が切れてない ビル群は焼け残されてメリーゴーラウンドの馬の黒き鬣 新…
楕円とは、平面上のある2定点からの距離の和が 一定となるような点の集合から作られる曲線である。 コンビニの本棚の裏にこぼれたる少年マガジンのグラビアは笑む 日に焼けている週刊誌の群れのうち一冊は出エジプト記になれ 本棚の裏の雑誌が歌となるにつれ…
塵埃と約束を振り払いつつ立つanything but waiting 僕の手を「人違いでは」と払う人の視線は螺旋状にこぼれて 散り終えた黒き花弁を踏みしめる僕は、例えば閉めかけの螺子 suica持て自動改札を進むとき触れてはならぬ心のあらめ 乾いてる春をかわして行く君…
一人だけの感覚のためトイレに入る 山茶花の香は暴力的に何かあるたびに千切って拭いてゆくものは涙 契りの果てにトイレットペーパーくらいの気軽さで希望がない 買い置きももちろん幸よりも薄き青のシングルを・・・今日だけはせめて緑のダブル千切られたそ…
やや甘いブラック 暗き自販機のお釣りはすべて十円玉で拾われた言葉のために、重くてもお釣りはすべて十円玉で捨象された車掌から買う乗車券のお釣りはすべて十円玉で反対はしない 花残月だからお釣りはすべて十円玉で
狡兎死して走狗煮らるる心地して おまへはことばが判ると云ふのか白鯨を鰯の網で捕らへよ 初夢に降るテクストの雨 灰皿の灰を思わず飛び散らすほど冷房が効き過ぎた本棚 Black plus white does not equal gray. They have their own territory.無理数の行方…
ただ一つ泡が生まれる 社会に於ける悪意の始動者の為に囁き…詠唱…祈り…念じろ!寺院を灰にする意志よあれ囁き…詠唱…祈り…念じろ!僕はまだ壁の中にいます囁き…詠唱…祈り…念じろ!寺院のためにカントが生きた携帯電話として手に持っていたのは復活のためのカ…
太陽に閉門蟄居を命じては静かに足組む少女は一人他人恋ふる者、他人恋ふる者恋ふる者在り。愚か、より愚かな一人。Dr.ノートンが「ユートピアへのメッセージ」を発見しました。削除しました。奇矯なる棄教者はただ、気胸のように息を切らせて桔梗を 抓まれ…
頼む我が結ぶの神を忍ぶ草落つる思いは八万ならく 暮るるかと見れば明けぬる夏の夜を明かずとや鳴く月と石榴と むらくもに神を見ぬ日の世の中に初々しきはこの恋心 夏夜花見上げれば咲く月の子の川のほとりの踏まるる葉つきの
1.lighting rightly attend 制服は鞄の中に入れてある登校する我が聖別として ascend 教科書に当たる日差しが波を打つ感触をペン先でなぞる extend ペンはただ君を求むる声のごと琥珀の中の虫を連れ出す portend 教室を迷う蛾がもし蝶ならば戯曲はきっと廊下…
児玉清がブルース・リーの真似をして寸剄(ルビ=ワンインチパンチ) カメラマンはのどかな世界地図のアタックチャンスを狙いつつ11番に飛び込んだ赤アタックチャンスに飲み込まれ消えてゆく白、真中に赤フランス縦断10日間の旅のためシャツに広がる赤は滴…
1.うそなきラジオチューニング(ルビ=同調)が合わず一言も語らないラジオノイズが幽か泣いてる今、語る言葉を失った僕を埋めておくれうそなきラジオマヨネーズ容器の口の☆型に流星と同じ願いを託す封を開け窓から投げる「きみに会いたい、きみに会いた(間…
高校2年5月、further along with “you” 隙だらけであった僕にも二人称単数である名前が付いた 大学3年8月、fragile 座礁した船から逃げて君が白いタオルに残す日焼け後の皮膚 大学3回生6月、絢爛なる舞踏 酩酊の男介抱する男の髪間にagathaのピアス赤く在る …
棚引きて群雲を指す羅針盤に綾目を識ればやはか碧ある幾つもの手が添えられて空を向いても僕の手じゃない僕の手じゃない鮮潔な全体性を漸悟して剡渓訪載! 僕の言葉じゃ*1蝋燭で出来た影絵に眼が腫れる程の君はAllegoryAllergie過怠ゆえ神の下腿に親指を硬く…
投げ捨てよ、道化師たちの召還術を、否定形でのみ語られる日を Encroach the encyclopedia of ends to end up endearing her.空っぽの顔に蠍を押し付けて節が刺さった 血も空っぽである In the sign of Zodiac, Scorpio especially scorns scouring. 暖冬の…
1. 据えられて居る内に饐えた物乞いは母に持たれたビオラに凭れ "Bigger is not better." "Begger is not vinegar." "I must buy a viola." Unavoidablely.亡き母の手記読み返し、兄弟が培養された周期を厭う (On her autobiography in her VAIO) My mothers…
圧倒的な負け戦が常に明表でありながらも尚、戦わなければならない同年代の歌人が沢山いる。ここでは特に黒瀬珂瀾氏と謎彦氏を挙げよう。 わがための塔を、天を突く塔を、白き光の降る廃園を/黒瀬珂瀾『黒耀宮』 「あなたこそ地球最後の源氏です」チェーン…