或る寡婦は或る少女であったから*9

太陽に閉門蟄居を命じては静かに足組む少女は一人

他人恋ふる者、他人恋ふる者恋ふる者在り。愚か、より愚かな一人。

Dr.ノートンが「ユートピアへのメッセージ」を発見しました。削除しました。

奇矯なる棄教者はただ、気胸のように息を切らせて桔梗を 抓まれた

須磨に住む誰の夏や済む 夏休みは艶なくて速やかりて澄む

綻びに因る滅びの為にほろと涙す ほろろ打つなり

一歩ずつ近寄る度に離れる今日もさよなら  僕の婚約者*1

一歩ずつ離れる度に霧立つ京よ さよなら僕の婚約者*2

*1:ルビ=ともだち

*2:ルビ=フィアンセ