ただ一つ泡が生まれる 社会に於ける悪意の始動者の為に
囁き…詠唱…祈り…念じろ!寺院を灰にする意志よあれ
囁き…詠唱…祈り…念じろ!僕はまだ壁の中にいます
囁き…詠唱…祈り…念じろ!寺院のためにカントが生きた
携帯電話として手に持っていたのは復活のためのカチューシャ
ふっかつのじゅもんをいくつ囁いてもへんじがないただのしかばねのようだ
醜怪な集会を拾い歩きしても拾芥できぬものを求める
僧正は彼の葬場に火を放つ 衆道に似た騒擾である
わらわらと我、私、わらわ、藁をも掴む姿を笑われて洗われていく
教戒をうけてHello!と繰り返し、境界を越えて鸚鵡が飛びぬ