回顧、に至らない

仕事も勉強も短歌もやらないといけないのだけれど、ある記事を拝読して居ても立っても居られない気分になったので。

http://www.yuhikaku.co.jp/shosai_mado/2203/index.html?detailFlg=0&pNo=24

以前、Twitterのスペース(音声会話機能)で「中島は2000年以降の短歌に積極的に関わっていた人」と評価していただいたことがあるのですが、私自身は「2000年以降の短歌シーンに積極的に関わろうとして関われなかった人」だと自己評価しています。
この自己評価に至るまでの、1995~2014年の20年間を振り返った記事を書い……ていたのですが、公開をやめました。下書きには入れています。いつか公開できるくらい状況が変わるといいですね

[試験に出ない短歌の数字]2012年→2022年の短歌結社の会員数

(2022/02/24朝、標題を修正しました)

(標題は光森さんによるtankafulの記事のオマージュです)
tankaful.net

先日、あるきっかけがあり、令和4年(2022年)版の角川「短歌年鑑」をもとに、100名以上の会員を擁する短歌結社をリストアップしました。その結果をまとめたツイートがこちらです。

そして、「10年前はどうだったんだろう?」と思い至ったので、平成24年(2012年)版の角川「短歌年鑑」をもとに、ほぼ同じルールで抜き出してみました。その結果をまとめたツイートがこちら。

数字など精査しておりませんが、2月24日時点で中島が実際に抜き出した結果表を「続きを読む」に入れておきます。抜け漏れなどがあると思いますのでお気づきの点がございましたら是非お知らせください!

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東京大学附属学校での講演について&YMO作歌フレームワークについて

前回更新からだいぶ間が空いてしまいました。

1月29日に東京大学教育学部附属中等教育学校(東附)の主催にて「短歌が照らす小さな世界、輝く世界」というタイトルで講演を実施させていただきました。


当初は「講演と歌会を、現地で」実施予定だったのですが新型コロナウィルス・オミクロン株の感染拡大防止のため「講演のみをオンラインで」実施することとなりました。中高生を中心に多くの方にお集まりいただきありがとうございました!


さて、この講演で、YMO作歌フレームワークという、短歌を作るためのフレームワークを提案いたしました*1。PDFファイルを共有いたしますので短歌を初めて作る際にご自分の経験やことばを引き出すためのツールとしてご利用・ご活用いただければ幸いです*2。また、ご利用いただいて不具合などございましたら中島までぜひお知らせください。

1drv.ms

後日、折を見てYMO作歌フレームワークの使い方の紹介動画を作ろうと思いますので、できあがりましたら改めてお知らせいたします!

*1:「やったこと」「見えたもの」「思ったこと」でYMOです

*2:CC BY-NC-NDとします

4月から

4月から東京大学大学院教育学研究科博士課程にて、教育心理学を学ぶことになりました。

いずれ背景を記しますが、2014年に大阪大学でワークショップ「最強のリベラルアーツとしての短歌」を実施させていただいて以来、創造性教育と短歌について学びたい気持ちがあったことが主因です。今後もよろしくお願いいたします。


あと、ひっそりと、自分が読んだ論文等の記録をTwitterでつけはじめました。サイドバーに入れてありますので「まだこれだけしか読んでないのか!」と叱咤いただければ幸いです。

岡井隆の序数歌集の数え方について

角川「短歌」2020年10月号に掲載していただいた、「岡井隆略年譜」について。

短歌 2020年10月号

短歌 2020年10月号

  • 発売日: 2020/09/25
  • メディア: 雑誌

  • 発端
  • 中島からの回答
  • 補足
  • その後(2021年1月23日追記)
  • [余談]我田引水すると

発端

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マンガの棺に花を

先日引っ越したのですが、これを機にマンガ単行本のほとんどを手放すことにしました。7千冊くらいはあると思いますーー何度かマンガ蔵書データベースが壊れているのではっきりしないのです。

 

12〜13年くらい前から、買った単行本をデータベースに登録した上で、ダンボールに入れてトランクルームに預けるようにしていました。

 

ランクルームにあったダンボールは、新居のスペースの都合もあって、3回に分けて家に運んでいただきます。それをさらに、まんだらけさんに引き取っていただきます。ダンボールの中身も一応目を通しておこうと思って、トランクルームから運んでもらったあと3週間は家に置いておいています。

 

中身をチェックしはじめると、意外と分量は多くなくて戸惑ったり。手元に取っておきたい作品を決めるにも、ある〈自分内基準〉だと多すぎて立ち止まり、別の〈基準〉だと少なすぎてあ然として。

 

そうして積み上げられたダンボールは、火葬を待つ棺のようで。亡くなり、棺に収まったのはマンガオタクであったわたしでしょうか。次の棺はなんでしょうか。もう目の前で待っている気もします。

 

 

書を捨てるぼくの棺の空白に緩衝材を花としておく

 

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