1999-01-01から1日間の記事一覧

黒瀬珂瀾第一歌集『黒耀宮』書評(乃至は素描)

私が黒瀬珂瀾氏に初めて会ったのは2000年6月である。歌人なるものをほとんど見た事さえ無かった当時、短歌に対して、文学に対して真摯な態度を取り続ける同い歳というものは畏敬の対象であった。彼に関して言えば、それは今でも同じである。 それから約半年…