浅田弘幸さんファンのための、自歌自註 -第1回

どうもこんにちは。中島です。ようやく書き始めました。(とはいえ、職場の昼休みなので、途中まで。)


浅田先生の作品と自分の歌とで、一番イメージがリンクしやすいと思われるのは、『I'll』のマイナスナンバーですかね。例えば、ってことで2首

 思いがけず優しくされて落ちたのか机の上に残る栞は

 君に吹く熱風強く・・・この夏も翻訳されていくのだろうか

『I'll』のマイナスナンバーは、登場人物たちの風景と心象がマッチしたものだと思うので、この歌を特定の登場人物にあてはめることは難しいと思います。ただ、どこの学校にもありそうな(たぶん、国府津高校にも)風景を、普段とはちょっと違った言葉で語ることで、風景がちょっと違ってみえませんか?なんとなく淋しい感じや切い感じ、もしかすると青春っぽい濃密な時間が閉じ込められている感じがしませんか?
もしもそんな風に思ってもらえたらとても嬉しいです。

ええと、近いうちに、浅田先生が「短歌と外国語の「響き合い」なんですね。」と書いてくださった歌についても。*1

*1:近日中に、2009年11月17日の記事との統合を図ります