The vacant vehicle is not vain.

 私はサッカーが好きだ。
どんなスポーツでも観戦するのだけれども、サッカー(Association Footballのsocからこの名が付いた)の、美しい一瞬は格別である。
ダイナミックなフィールド上で、複数のプレイヤーが一つのプレーを想像し、創造力として発現する。
そんな、目がはっとする一瞬。
 皆さんがこの文章を読まれる時にはワールドカップ2002も決勝トーナメントに突入していることだろう。
楽しみだ。
 サッカーをやっていた父に連れられ、幼稚園児の頃から見ていた。
(父について誇れることはこれだけである。)
しかし、実際にどれだけやっても上手くならない。
運動神経が極めて鈍いのだ。
顔面にシュートが直撃したり、余りの下手さ加減に嫌われたり。
 それでも、何が起こったのかわからないファンタスティックな一瞬が好きだ。
そして、そんな短歌を想い続けている。