ほかにも色々と思い出はありますが、昨日ツイートしたものを再掲しておきます。
岡井さんは、私が実物を見た初めての歌人で、岡井さんを驚かせたくて短歌を作っていた時期もある(それで「多声のコンポジション」が生まれました)。
— 中島裕介 (@yukashima) 2020年7月11日
岡井さんは50離れた私をライバルと呼びました。だから、それに応えられるようにもう少しがんばります。謹んで哀悼の意を表します。
1998年秋からの、京都精華大学の岡井さんの公開講座に参加したのが初めて。FAXで詠草を大学に送っていたのですが、詠草集が提出順だったらしく、私の歌がいつも最後。「この人の歌はてごわいねえ」というのが岡井さんの評の第一声。これを毎回言わせたくて通っていたと言っても過言ではなかった。
— 中島裕介 (@yukashima) 2020年7月11日
たしか2000年、公開講座が終わることになり、講座に参加していたメンバーで「水曜歌会」というのを立ち上げることになった。楽しい会ではあったけど、どこか物足りなくて、結社に入ることを検討し、塔短歌会にメールを出した。
— 中島裕介 (@yukashima) 2020年7月11日
塔短歌会からの返信は当時ウェブ担当をされていたらしい真中朋久さん。「大学生なら京大短歌会に行ってみるといいですよ」と。実質二浪して京大に落ち続けた私は京大短歌会を避けていたのですが、真中さんのメールで決心して京大短歌の歌会に参加したのが2001年。
— 中島裕介 (@yukashima) 2020年7月11日
岡井さんの公開講座も終わりそうな時期に出した歌がこれ。時間をオーバーしながらも丁寧に読み解いていただいたのを今も覚えている。
— 中島裕介 (@yukashima) 2020年7月11日
Staring at the star of Bethlehem, she's a starving stargazer!(ルビ=ベツレヘムに導かれても東方で妻らは餓える天動説者)
(このブログのタイトルでもあります)
このあと、2002~3年ごろは淀川歌会で数回ご一緒させていただいた。2003年に私は未来に入会、2004年以降は首都の会で、岡井さんと歌会をたまにご一緒させていただいた。
— 中島裕介 (@yukashima) 2020年7月11日
とはいえ、畏れ多かったなあ…。短歌関係の写真フォルダを確認したけど、ツーショットの写真はさすがにない。
2009年12月、私の第一歌集の読書会を25人限定で開催したときにも、岡井さんは来てくださった。「君たち、中島作品が読めてないねえ」なんて笑いながら、歌集を評してもらったり。
— 中島裕介 (@yukashima) 2020年7月11日
(そりゃそうなんですよね。だって、第一歌集『Starving Stargazer』の標題歌・巻頭歌に最初に触れたのはほかならぬ岡井さんなんですから)