「秒速5センチメートル」

先週から直属の上司の歓送会もやりつつ、仕事もやや慌しくなってきた。「年度末らしさ」が深まっていく。私も職場の人事制度の在り様について色々思う。薬の影響もあって精神的なところが結構きついが、そういう状況に何とか耐えられる程度には身体が回復してきたようだ。ただただ、徹夜をしてはいけない理由にもあるけれど、妙に「恩着せがましくな」ったり「被害者意識を持」ったりする方に心が流れていくのが分かるので、これをいつも家に帰ってから反省する。

3月20日、朝起きてから、撮り溜めたビデオを流しながら、掃除したり洗濯したり本を整理したり。来週くらいにはダンボール箱20箱くらいを実家に送って一段落する予定。
夕刻、渋谷へ行き「秒速5センチメートル」を観る。実は当初、3月3日の舞台挨拶を観に行く予定だったが、体調と相談して断念していた。で、第1話からボロボロと泣いてしまう。ああ、僕もこんな風に思って、中学生の頃に尼崎に行ってみたり、数年前だって夜行バスで関西へ戻ってみたりしてたんだ。10何年経ってもやってることは変わってないんだなあ。第3話で山崎まさよしの曲が流れると、もう止まらない。実はあまり山崎まさよしが好きではなかったのだけれど、この数分間はどうしようもなく沁みてしまった。


(以下、若干ネタバレ。)
どうでもよいけれど、第1話で「ラッキーマン」(劇中では「ハッピーマン」となっていたけれど)が表紙になってるジャンプが出てきた。ということは、大体93年から97年のことだろうか。あの時、あの人と僕とジャンプを読みながら、「下らないよねー」なんて言いながら笑ってたっけ。


あと、たぶん、僕は踏切で振り返った後、あんな風に微笑みながらは歩き出せないよ。まだ。*1

*1:と言ってるうちに30歳になるのだ、きっと。