accidental bombing*12

児玉清がブルース・リーの真似をして寸剄(ルビ=ワンインチパンチ) カメラマンはのどかな

世界地図のアタックチャンスを狙いつつ11番に飛び込んだ赤

アタックチャンスに飲み込まれ消えてゆく白、真中に赤

フランス縦断10日間の旅のためシャツに広がる赤は滴る

「今日最初の緑の方、正解は?」「…」青と白と赤が並んだ

「応援は家族と会社の同僚です」あと八割はオー人事利用者

応援に来た第08小隊の八割がオー人事利用者

世界地図全てがアタックチャンスにしか見えぬ国あり「次の問題」

偶然に当る正解などなくて焼け出されてく緑のパネル

偶然に当る家屋などなくて正確な愛国心(ルビ=パトリオット)のみが為すこと

優秀なるが故に憂愁を湛えた幽囚となる 立ちつくす緑