「テガミバチ」のreminiscence

ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。
中村元訳『ブッダの真理のことば・感興のことば (岩波文庫)、1978)


泣き虫が涙をためて歩き出す必ず光(ルビ:そこ)へ行くからねって

我々も囚われているのかもしれずlove someone down(ルビ:愛し尽くす)という見世物小屋

座っているとあたたかくなる石の椅子あなたはそんな人だった きみも

「くるう」「あさ」岸辺のひかり「あい」「かえり」岸辺のひかり「わすれる」「あした」

生きていたはずのおんなのトルソーにしがみつき濁流を生きてゆく

追うために走る 走るため目を閉じる 流れる麦酒(ルビ:ビール)は泡を立てない

「いいこ」「しね」「くるう」「…」「なみだが」「うそ」少し「あいたい」長い配達

ティアドロップリバーを越えてコバルト硝子リバーを越えてぼくをとどける

「やめて」「みえ」苦しさ「あのひ」「もう」「ほこり」「いない」「しんじつ」「うそ」「ひと」こそが

叶えよう」こころがひびきわたるから空は「ただいま」輝いている